バイクを売ってちょっと申し訳なかった話

トリシティ125を持っていたのですが、先日売りました。
2年くらい前に新車で買ったものの、憧れだけで買ったため全然乗らず、5000kmも走っていませんでした。
その時の話をちょっとだけ書きます。

さてどこで売ろうかと考え、適当にググってみる。
基本的には複数の買取業者に相見積もりさせて値段を上げさせればよいが、買った店に売ることもできるらしい。
とりあえずお世話になったし、まずは購入した店に電話してみると、
「今だと10万円くらいですね。それ以上が良いんだったら委託販売できますよ」
と言われたので一旦「保留させてください」と言って電話を切った。
ネットで調べた感じだと20万円くらいはいくと思ってたので、ちょっとがっかり。
また、なるべく早く売りたかったため、大手の買取業者2社に見積もりを出すことにした。

先に来た業者に見積もってもらった結果「18万円でどうですか？」と言われる。
ちょっと渋っていると「希望金額はおいくらくらいですか？」と聞かれたので、「23万円だったら売ります」と言ってしまった。
これが良かったのか悪かったのか……よくわからないが、業者のおっちゃんが本社と電話してから、「じゃあ23万円で買います！」と言われたため、こっちも断るに断れず、それでOKすることになった。
自分としては満足してはいるけど、もしかしたらもっと粘ればもう少し上がったのかもしれない。

ちょっと申し訳なかった話はここからで、
その場で引き渡しに関する書類を書いていると、もう片方の業者から電話がかかってきた。

「もう10分くらいでお伺いしますがよろしいですか？」
「実は…もう別の業者さんに売ることにしたので見積もりキャンセルしたいです」
「そうですか……もう見積もりさせていただくのは難しいですか？」
「はい……」

わざわざ近くまで来てもらったのに申し訳なかったな……と思いつつ、引き渡し書にサインしたのでした。

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なんだかんだでバイクが売れたのでおそらく、もうこのカテゴリーでブログを書くことはないでしょう。
自分は結構都市に近いところに住んでいるうえ、通勤も電車を使っていたため休日くらいしか乗る機会がなく、
バイクに乗ること自体にもあまりハマらなかったので売るのは仕方ありませんでした。
夏の暑さはともかく冬の寒さには耐えられませんでした。バイク用に色々着込むのも手間だし。服は限られるし。停めるところは限られるし。
街に住んでいる人で旅行好きの人でなければ基本的に移動は自転車で足りるので、やはり趣味の乗り物なのかなと思いました。

トリシティ自体の印象については走っているときは無敵だが止まったり降りたりするのは若干しんどいという印象でした。
まず3輪なので排気量に対して重量があるので走行中の安定感がかなりあることと、3輪ならではのカーブを曲がる感覚が楽しめるバイクだと思います。
一方で止まると短足*1にはシートがやや高く、少し前に座らないとつま先しかつかない。重たすぎて足ついてるだけだとちょっとの傾斜でも勝手に転がっていくので、止まるときにブレーキ握ってないといけない。 取り回しは勿論悪く、駐輪所に停めた後微調整するのが難しい。
トリシティ125にはなくて155にはある機能もあるそうなので、そもそもこのバイクを小型バイクの区分に収めるのが微妙なのかもしれません。
シティコミューターとしても前述の重さだったりシート高とかが微妙なので、他の小型バイクにしたほうが良さそう。逆に田舎の方の山道なんかを走るにはだいぶいい感じ。

私の売ったバイクが、今度はちゃんと乗りこなしてくれる人のもとに届くことを祈っております。
以上。

*1:身長170cm未満