青いトマト

できれば赤くなりたい。いつの日か

MOTHER プレイ記

2月10日、ついにNintendoSwitchオンライン特典に「MOTHER」、「MOTHER2」(以下、マザー、マザー2)がやってきました。
この2作品はWiiU3DSのVCでも配信されてて、任天堂の中でも推していきたいシリーズとなっていそうですね。(マザーはWiiUだけですが)
マザー2に関しては高校生ぐらいのときにまだスーファミが生存していたので、そいつを引っ張り出してポチポチやっていたため結構記憶が近いのですが、マザーは小学生くらいの頃にラスダンで詰んだっきりでした。数年後にやろうと思ってもファミコン(純正品ではなく、エミュレータ)のコントローラーが壊れてしまい、WiiUも買ってないしでずっとできていなかったのですが、今回ようやく機会に恵まれたのでやってみることにしました!
というわけでそのプレイした体験を書いていきます。
ネタバレ要素しかないのでご注意を。

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主人公である「ぼく」(ニンテン)の名前は「ケン」にしました。主人公っぽい名前。
「女の子」(アナ)は「ラビィ」、「お友達」(ロイド)は「グレイ」にしました。「もう一人のお友達」は追々...。
ファミコン後期の作品だけあって文字の種類がすごいです。初代ドラクエとは比べ物にならない。小さいアイウエオだけでなく、英字でも作れるのがちょっと楽しげ。まあ使わないけども。

いざ冒険へ

ゲームが始まって、暴れる電気スタンドや人形をぶち壊し家族を落ち着かせます。パパに電話するとラップ現象とか言われたけどどっちかというとポルターガイスト現象のような……。
それはさておき犬の首輪から地下室の鍵を入手し、ボロのバットと曽祖父の日記とあと何か(忘れた)を入手。妹から地図も貰って 冒険に出発!
したところ早速近所のおじさんにぶち転がされました。

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序盤の敵強すぎるだろ……。お兄さんとかおじさんとかに2パンでやられるんだけど。
開幕早々プレイヤーの心をへし折ってくるのがファミコンゲームらしいですね。とりあえずレベリングしないと近くの街にすら行けないので、しばらく家の周りでカラスやら野良犬やらをしばいてました。

やっとこさマザーズデイの街まで行けるようになったら今度は墓場の迷子探しです。これがまたコワい。
街に行けるようになったといっても、ゾンビもどき1体相手にするだけで死にかけだったので、やはりもうしばらくレベリングが必要でした。墓場の手前をウロウロし、その後そこそこ強くなってきたら墓場の入り口をウロウロしてレベル上げ。PPも増えて安定にするようになってから迷子を探しにいきました。
マザーの特徴の1つとして、結構マップが広いです。下手すると自分が迷子になる。迷子探しが迷子に……。
しかしながら何とか洞穴?の入り口を見つけ出し、無事女の子(ピッピ)を救出。いかにも2人目の仲間っぽいですが、街に送り届けたところでお別れです。別れ際、「私に持たせたアイテムは後で家に取りに来てね」と言ってくれました。地味に親切。アイテム渡してなかったから大丈夫だったけど。

次は動物園の問題解決です。北の動物園の動物たちが脱走して暴れてるから何とかしてほしいとのこと。役場の職員に鍵を貰って北の動物園へ。これがなかなか遠い。遠いので何度か家に帰ってうろうろしていたら、だいぶレベルも上がっていき、ここではさほど敵に苦労はしませんでした。動物園の事務所にたどり着き、動物が暴れる原因だったスターマンのむすこをぶちのめして動物たちを鎮めました。とはいえタイガーとかゴリラとかワニとかも野放しになってたから、どのみちヤバそうなんですが……。
この後マジカントに行くことは分かっていたのですが、それの行き方がわからず相変わらずうろうろうろうろしてました。変な岩と墓場を行ったり来たり。サンクスギビングの橋は通れないし。うろつきまくったおかげで、動物園の歌う猿のメロディを聞いてから抜けていた2つめのメロディ(カナリア)も入手しました。ちなみに1つ目は人形のオルゴールだったかな。こんなん気づかんやろ……。
やってるうちにこのゲームって小学生をターゲットにしてたのかな?と疑問を抱きました。「かいげんれい」 とか絶対意味分からないと思うんだよな。せめて小6くらいじゃないと。
それはさておきマジカントへは変な岩の前で曽祖父の日記を読むと行けました。

マジカント脱出

幼かった頃にプレイした記憶、とにかく墓場とマジカントが怖かったことだけ覚えていました。墓場は言わずもがなだし、マジカントは変な敵ばっかりだし(しかもまあまあ強い)、家には帰れないしで泣きかけてました。エンディングまで、泣くんじゃない
流石に大人になってからは怖くて進めないということはなくなったけど、マジカントの地下はやはり不気味です。

ただ思ってたよりマジカント脱出はあっさりでした。というかイベント自体はあまりなかった。クイーンマリーの城でアイテムを漁って、吟遊詩人の家を訪ねて、フライングマンの家を訪ねて(墓が立つのが嫌なので仲間にはしない)、地下でアイテムを漁りつつ忘れられた男をどかして脱出。
めのうのつりばりの効果を知らなかったり、忘れられた男の選択肢を間違えるとマジカント国のスタート地点に戻されるという罠はありますが……。(それぞれ1敗)
それと、ここで入手できるおおぶくろとサイパワーストーンのおかげでほぼ無限に回復できてかなり強い。これらを拾った後は事故らないかぎり死ぬことはありません。おおぶくろは後々無くなってしまいましたが、サイパワーストーンは今記事を書いている進行段階でもまだ残ってます。
マジカントはめのうのつりばりを使えばいつでもどこでも来れます。銀行は無いけど、外の世界でお金をおろしてから来ればかなり強い防具が買えます。新キャラ加入後はまずお金を下ろしてマジカントに寄るのが鉄則ですね。

2人目の仲間

マジカントを出て、2人目のプレイヤーキャラクター、グレイ(ロイド)を仲間に引き入れます。ゴミ箱の中に閉じこもっていたが、南の廃工場でペンシルロケットを拾って持っていくと仲間になってくれます。
ペンシルロケットを見てすぐにぼくを引き連れ、理科室を爆破するグレイくん。かなり問題児だなこいつ。その後何事もなかったかのようにダンカンの工場を目指します。
ダンカンの工場もこれまた遠い。遠すぎる。やっとの思いで着いた工場の中もクソ広い。パンくず*1 は必須アイテム。
そしてグレイが脆い。加入時Lv1だから敵の強さと見合ってない。マジカントで腕輪とコインを買ってきたからディフェンスはマシになったけど、それでもレベルが低いからHPが足りない。それでも前述のおおぶくろとサイパワーストーンで普通の敵なら割となんとかなるのですが。ここには運ゲー必至の超迷惑な敵がいます。

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こいつはボマー。ふざけた見た目と戦闘BGMの割に、50~70ダメージの全体攻撃を使ってくる悪魔です。そしてグレイはこの時点だと、ほぼワンパンされます。ケンも2回で死にます。こちらはケンが2回殴れば倒せるのですが、必ず1回は攻撃を貰うので毎回運ゲーが入ります。
で、グレイが死んだまま工場を突き進むとこうなります。
f:id:Wisteriawood_2:20220213115947j:plain ケンにはロケットの知識は何もないので、どうすることもできません。
この時は渋々デスルーラで街に帰りました。遠いし帰り方も分からないし。
そういうわけでボマーややたら高火力で殴ってくるゆがみはかせやオールドロボ等に悩まされながら、何とかグレイを生存させたままロケットのもとにたどり着き、線路を塞ぐ岩を爆破してきました。
今覚えばボマーはガード使えばもうちょい楽になったかも。ガードが効くかどうかはわからないけど。

3人目の仲間

何となく道が開けたので、鉄道に乗ります。途中の駅で、お婆さん(?)からぼうしを渡され、スノーマンに行くきっかけができます。
このゲーム、会話が面白いから道端の人には隈なく話しかけるようになるのですが、そういう感覚が無い人には結構苦労させられそう。
あとこの世界、駅から街が結構遠くて、絶対にモンスターと戦わないとたどり着けないのですが大丈夫なんでしょうか?よく生きてるなこの世界の人たち……。
スノーマンも駅から村まではしっかり距離があり、道中は狼やらクマやらに襲われます。しかし動物は物理攻撃しかしてこないので、ディフェンスアップを使いこなせばまあまあ楽に対処できます。
前述の通りスノーマンの村人たちにも隈なく話しかけるのですが、やたらと風邪を移されてうっとうしいことこの上ない。しかもやたらと移されるわりに回復アイテム(うがいぐすり)が200ドル弱と高い。しかしスノーマンに病院はないので、そら流行るわな。
痛い出費に悩まされつつ、村のはずれの教会へ赴き、そこにいる女の子、ラビィ(アナ)にぼうしを返してあげると仲間になってくれます。
ラビィもやはりLv1で加入するので、スノーマンの猛獣には敵いません。ガードしてても死んでしまいます。
まずは安全な場所まで戻って生き返らせ、マジカントで防具を買ってからレベリング。スノーマンの協会はタダで寝泊まりできるし、敵もそれなりに強いのでうってつけですね。
今のところ進められたのは一旦ここまでになります。
メロディはまだ3つしかありません。どこかで取り逃してるような気がする。
次の行き先はイースターだとラビィが言ってたけど、ハロウィーンの幽霊屋敷にも行ったほうがいいらしいからそっちを優先するべきかも。



それにしても名作と言わざるを得ない出来です。会話は面白いし、BGMはどれも良いし、ゲームシステムはまずまず快適だし*2 でとても楽しいです。
正直ファミコンゲーって、現代の親切なゲームシステムで育ってきた自分にとっては不便すぎだし、ゲームバランスも取れてないから鬼畜すぎだしであまり価値を見出だせなかったのですが、マザーはそういう理不尽さが少なく、最近のゲームしか知らない人でも我慢できる範囲だと思います。
自分が実況配信か、動画を上げられる環境があれば絶対にやってただろうな……というかそれができないからブログに書くしかないって感じだし。多分10代~20代前半はマザー2はともかくマザーはやってない人が多そうだし、今回のSwitchオンライン特典化をきっかけにまた人口が増えるといいですね。
続きのプレイ記は、気が向いたら書きます。
以上。

*1:キメラのつばさ的なアイテム

*2:装備が交換以外で取り外せなかったり、敵を倒した後自動で別の敵に切り替えてくれないのは少し不便