青いトマト

できれば赤くなりたい。いつの日か

ガルパン最終章 第3話の感想

この土曜日を使って2度見てきたので、備忘録がてら感想を書き記す。
こんな辺境に誰も来ないと思うが、念の為ネタバレを含んでいることを注意しておく。
実はサメさんが知波単に冒頭どんなやられかたをしたか、覚えていないので、やっぱりこうしてメモを残しておくのは大事だと思う。

知波単戦の続きから始まり。
知波単の閃光弾で目を細めるみほの表情がグッときた。
知波単ズは目くらまし代わりの閃光弾?から迫力満点のあんこう狙いの攻撃をしかけて来るが、あんこう、これを難なく回避。
しかしその後なんやかんやで中洲に追いやられてしまう。ここも見せ場が多かった。
ヒルさんvs福田車はちっちゃいのに、いやちっちゃいからこそか、爽快で迫力のあるバトルだった。
ウサギさんは挟まれながらも器用な回り込みで敵2両と討ち死に。やはり澤ちゃんは才能があると思わせられる。いつも良い作戦を思いついてくれる。アリクイさんは・・・もうちょっと頑張ろう。(継続戦でフラッグを任せられているが、大丈夫なのだろうか・・・)
カバさんは戦闘中はなぜか台詞がなかったが、やられるまでは先行して攻撃をするなどいぶし銀の活躍があったように思う。
途中で優花里、みほ、麻子が席を交代。悪路走ってる戦車の上に直立できる麻子の体幹がエグい。極悪視界の中で敵戦車を見つけ出して、ちょうどあと何秒で来るのが分かるのも凄い。夜の女帝かもしれない。
あんこうは席を変わっても各々がちゃんと役割を果たせるのが強い。優花里も難なく麻子の合図に合わせて回避できてたし。
ちょうちんあんこう作戦からはあっ、ギアチェンジしたなと思える4号のいなしっぷり。やはりチートすぎる能力なのだが、最後は撃破されてしまった。
ここでバンザイしていたのが知波単の敗因だった。待ち伏せしていたカメさんにあっさりとフラッグ車を撃破されてしまう。本当にバンザイしてなかったら・・・あるいは、福田車がもう少し早く合流していれば、といったところだが、後者に関してはアヒルさんの努力の成果と言えるだろう。

戦闘の途中、わざわざあんこうがライトを点けた理由を考えていたのだが、一つは相手をおびき寄せて撃墜しやすくするためだろう。壊れた橋の前で岸沿いに進んだ、と見せかけて1両撃破、稜線に隠れ、飛び出してもう1両撃破。この辺は見事に知波単車両がおびき寄せられた結果と言える。
そしてもう一つは、カメさんに位置を伝えるためでもあったのではないかと思う。隠蔽性に優れたヘッツァーなので、あんこうに気を注いでるうちにヘッツァーでドカン、という作戦は想定しやすい。
とりあえず、戦闘内容は十分見応えある試合だったが、最後が最後だっただけに、知波単何やってんのよ・・・という感じだったかも。あんこうはここではやられなくても良かったんじゃないかと思う。


大洗の試合が終わり、他校の2回戦の試合。
最初は黒森峰vsプラウダ。序盤から山に陣取ったプラウダに、マウスを先頭に突撃をしかける黒森峰・・・アニメ本編みたいな展開だが、黒森峰は山に突撃するのが好きなんだろうか。大洗のときは車両性能でゴリ押せたけど、プラウダ相手にはキツくないか?
案の定、天板をKV-2にブチ抜かれてやられてしまうマウス。優花里が何とかトラップと言っていたが、忘れた。跳弾をうまいこと使って天板に当てていたように見えた。
このまま黒森峰やられちゃうのかーと思っていたが、ここでエリカが覚醒。いきなりティーガー2を飛び降り、これまたアニメ本編のみほさながら車両と車両を飛び移り、パンター車長と交代。パンター車長も素直にエリカに従い、また車両を飛び移ってティーガー2に入り込む。多分西住流に戦車から戦車に飛び移る技みたいなのがあって、黒森峰の生徒はそれを習っていたんだと思った。
冗談はさておき、エリカは元々パンターに乗っていたらしい。「こっちのほうが合う」という戦車で、プラウダ車両の後方に回り込もうとする。カチューシャはこれを見てウキウキで迎撃しにいったが・・・黒森峰は4両引き連れていたので、もうちょいプラウダも連れて行ったほうがよかったんじゃなかろうか。4vs2じゃ地形有利とはいえちょっとしんどい。
味方をちゃっかり囮にしつつ、エリカ車が敵陣に潜り込み、クラーラの乗るフラッグ車を撃破。身を固めるために塹壕を作っていたのに、塹壕が深すぎて出れなかったのもプラウダらしい・・・。
劇場版の遊園地で煙幕に突っ込みつつドリフトしながら撃破していたティーガー2もかっこよかったんだけど・・・パンターもかっこいいので、これからエリカが頑張ってくれるならそれで良い。

次はアンツィオvs聖グロ。お互いがお互いを見下してるっぽいのが痛快だった。オレンジペコが「手応えの無い試合ですね」と言ったときはどうしようかと思った。アンチョビも「飯のまずい学園に負けるわけにはいかない」と反撃していた(?)が、流石にまともな火力がP40とセモヴェンテだけでは・・・。
CV33に囲まれていたクルセイダーがゴリ押して抜け出すところといい、色々ぶっ飛んだ試合だった。最後はあっさりとP40が囲まれて無事大破。
アンツィオはCV33をフラッグ車にして、どっかに隠しておいたほうが良いんじゃなかろうか。それ以外がやられたら結局勝ち目ないけど・・・。

その次がサンダースvs継続。最初は逃げる継続をサンダースが追い回していたが、色んなところから隠れていた継続の戦車が、サンダースを取り囲もうとする。そして颯爽と現れた、履帯を外したBT-42・・・正面から見ると足回りがガリガリでちょっとキモい(笑)
BT-42に一斉射撃をしかけるサンダース(フラッグ車含め)だったが、BT-42はこれをひらりひらりと回避していく(wotの某フランス産ゴキブリを彷彿とさせる)。
しかし、サンダースは継続の砲撃エリアに誘い込まれていることに気づけなかった。ミカが「ヨウコ」と声をかけたタイミングで、山奥に隠れていた戦車がサンダースのフラッグ、アリサ車を撃破。まるでシモ・ヘイヘを彷彿とさせるスナイプショットだった。
継続の戦車はパンフにもHPにもほとんど情報がない(ミカ車のBT-42しかない)。流石にヨウコ車は第4話のタイミングで明かされるのだろうが。戦車好きの人ならおそらくパッと見で分かるのだろうが、一応このあたりは補足してほしいなあと思う。


他校の試合結果も決まり、3回戦は大洗vs継続となった。正直3話でここまでいくと思ってなかった。
試合会場は雪の積もった平原。毎回、敵校に有利な地形で戦う大洗・・・。
試合開始し、しばらく経ったところで大洗の陣形を継続車が挟み撃ち。しかし、ちょっと攻撃したところで引っ込んでいく。
みほは近くの集落跡に陣取って相手の出方を見ようとしたが、これがまずかった。アニメ本編のプラウダ戦と似たような展開になる。
集落跡に作られていた、いかにも何かがありそうな雪だるま達を横目に、各々敵の攻撃に備える大洗。そして、姿を見せた継続のフラッグ車。大洗はフラッグ車のアリクイとあんこうを残して、敵の追撃をする・・・が、雪だるまに隠れていた継続の戦車が次々と飛び出してきた!ここは軽くホラーだった。
急いで味方を呼び戻し、集落から脱出するあんこうとアリクイ。ついでに敵車両を5両撃破してしまう(いつの間に?と思ったが、観戦者の誰か、誰だったかも忘れたが、5両撃破したと言っていたのでそうなんだろう)。
一旦態勢を立て直して、反撃開始・・・と思っていたが、既に継続の罠にハマってしまっていた。
何故か運転席から1km先に何かがいることを発見する麻子。言われてみほはフラッグ車の前に出るよう指示し、あんこうは前に出た。すると山奥から突如砲弾が飛び出て来、次の瞬間、あんこうは大破してしまった・・・。

大洗、リーダーであるあんこうチームを失って未曾有のピンチ!!勝負の行方やいかに!?



最後のシーンはアリクイとあんこうだけで走ってたところをあんこうが狙い撃ちされていたが、あそこでフラッグ車を撃ち落とせば勝負は決まっていた。なので、なんだかんだ大洗は勝つことは勝つのだろう。
そしてなぜあんこうを狙ったのかということだが、知波単と同じく、継続も相当あんこうチームの4号戦車をマークしていたからであろう。他の車輌はいつでも撃破できるが、あんこうだけはそうはいかなかった。継続としてもどれだけ被害を出しても、あんこうだけは先に落としておきたかったのだと思われる。おそらく、今後の試合もあんこうは徹底的にマークされるのだろう。
もう絶望的じゃないかと思われる今回の試合であるが、こんな中で誰がリーダーシップを発揮するのか?というと、やはり1年生組、ウサギさんチームのM3Leeだと考える。これは至極単純な推察だが、ウサギさんチームは事前に継続vsサンダースの試合を観に来ている。つまり大洗の中で最も継続に対して知識があるはずだ。それから、ウサギさんチームが試合前に見ていた映画。これをきっかけにしてまた、彼女達は継続を打ち倒す作戦をひらめいてくれるはずだ。
ということで、第4話はウサギさんチームに注目して見たいと思う。
とりあえず・・・早く第4話公開してください!!あの引きは卑怯すぎる!!!
以上。